『セクバニのすゝめ』
『天は人の上に人を造らず 人の下に人を造らず』とはよく言ったものです。
かの有名な福沢諭吉が記した著書『学問のすゝめ』の冒頭に登場するこの言葉、ご存じの方も多いことでしょう。
では、この続きはご存じでしょうか。
人は皆、この世に生まれ落ちた瞬間は平等。とは言ったものの、世の中には格差も確かに存在する。ではなぜその差が生まれてしまうのか。
その答えが「学問」である。学ぶものと学ばざる者には大きな差が生じる。
要約するとこんなところでしょうか。
要するに、ハッピーになりたきゃ勉強しやがれってことですね。
お久しぶりです。
どうも、私です。
いきなり堅っ苦しい話から始まり、驚かれた方も多いでしょう。
大丈夫です。ここからはいつも通り、語彙力の乏しい情緒不安定な私でお送り致します。いつもの如く、全体的に頭が悪いです。悪しからず。
では、さっそく本題に入っていきましょう。
もし、この『学問のすゝめ』を自己流にアレンジするとしたら、あなたはどうしますか?
私ならこうします。
『セクバニのすゝめ』
まずは、“セクバニ”とは何かを説明しなければなりませんね。
“セクバニ”が指すものは大きく2つあります。
①V6の38枚目のシングル『Sexy.Honey.Bunny!』
こちらはご存じの方も多いのではないでしょうか*1。メンバーである井ノ原快彦さん出演のドラマ『新・警視庁捜査一課9係 season3』にも起用されました。ずっと言おうと思ってたんですけど、ワンナイトラブを歌ったパーティーチューンを刑事ドラマの主題歌に起用してくださるなんて、9係は本当に懐が深すぎる。
②『V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!』
通称「セクバニコン」。①を引っ提げて行われたV6の全国ツアーです。
表題の“セクバニ”とは、こちらの②を指しています。
「ジャニオタたるもの、セクバニコンは必修科目である。」
セクバニコン初見時、真っ先に浮かんだ私の感想がこれです。
時は2015年、知らないうちにV6の沼にはまりかけていた私は、ほんの軽い気持ちでセクバニコンBDを購入し、軽い気持ちで再生ボタンをポチっと押しました。
するとなんということでしょう。現在に至ります。
セクバニコンには見る者を魅了する力がある。
これは、V6のファンになりたての頃から確信していることです。
なんせ他グループのファンだった私が、この一発でホイホイV6に落ちていったぐらいですから。これがジャニオタホイホイ。
マジでセクバニコン見るのと見ないのとで人生変わるよ。マジで。ガチで。
ファンになってくれ、なんて強要するつもりも全くないし、みんながみんなこういうコンサートが好きかどうかは分からないけど、でも見たら絶対スゲー!ってなる。はず。
たとえお金をかけなくても、大掛かりなセットがなくても、使用電力を最小限にしても*2こんなに質の良いコンサートが作れるんだってことだけでも知っていただけたら!
異論はあってもそこは一旦飲み込んで、黙ってこれを見てみてほしい。
見たことを後悔なんて絶対にさせません。
本当に色んなジャニオタに見てもらいたいコンサートなんです。……なんて言ってたらほら!ちょうどいいところに天下のavexさんがYouTubeで配信してくれてますヨ!!!
【期間限定】V6 / live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!
期間限定みたいなので、気になった方はお早めに!
少なくともこれからダラダラと続いていく本稿を読むくらいなら、再生ボタンを押してもらう方が有益な時間を過ごせることは間違いないです。
まずはセクバニコンの全体的な特徴から!題して、
「ここがすごいよセクバニコン!」
その1.360°死角なし!四方八方からV6のパフォーマンスが眺められるセンターステージ
その2.コンサート本編で歌うシングル表題曲は3曲のみ!通称「B面コン」
その3.あの曲もこの曲も?未音源曲の初披露
その4.生バンド・生コーラス
その5.踊る踊る、めちゃくちゃ踊る!平均年齢35歳のアイドルグループ
その6. 最低限の照明&セットだからこそメンバーのパフォーマンスが映える洗練されたコンサート
ビジュアル、選曲、セトリ、衣装、パフォーマンスの質、客席のオタとの距離感、ステージ構成、会場の使い方、どこをとっても非の打ちどころがなくてやっぱ勝てねぇ〜な〜ってなるのがセクバニコン🐼映像の画角も素晴らしくてひとつの作品として良質すぎる、、、
— ユ ウ カ (@y_kv36) 2019年3月21日
なんていうか、オタクの心をグッと掴む要素が散りばめられてるんですよね、セクバニコンって…
ここからは、各ブロックに分けて推しポイントを書き連ねていこうと思います!ソロやトニカミ曲以外は衣装チェンジのタイミングで分けていますので、ご参考までに~
will~Sexy.Honey.Bunny!
初っ端からこの流れはマジで天才すぎる!!!!!!
最初っからまァ~~~~~~~踊る踊る。バッチバチに踊る。当時のV6って30代と40代で構成されてるグループだぜ?????意味が分からん。
オープニングは、よくあるメインステージで全員バーン!って登場するやつじゃなくって、6人が別々のところから登場して、センターステージに集まってくるという演出。これは剛くんからの提案で、メンバーがお互いの顔を見つめながら一つの場所に集まることで「一つになる」ということを表現したかったんだそう。
震災のあった年、というのもあって、こういったメッセージを言葉ではなくパフォーマンスで表現してくれるのがすごくV6らしいよね、と思います。
will、OKと続き、SP“Break The Wall”(当時未音源楽曲)。きました、コレです。是非これを見てぶったまげてください。
メンバーもキツイって言っちゃうぐらいめちゃくちゃ激しいダンス。もちろんめちゃくちゃカッコいいんだけど、なんせ速い。動体視力が試される。
そしてツアータイトルにもなっているSexy.Honey.Bunny!ですね。出だしの坂本昌行さんの「スェクシーー!」に全部持ってかれる、みたいなところある。またこの後のソロコーナーで散々語りますけど、セクバニコンは坂本くんのビジュが強すぎる。最早歩く18禁。あの腰の動きはなんだ、魔物でも棲んでんのか。私は岡田担だけど、坂本くんをついつい目で追ってしまうのは仕方ないと思う。私は悪くない。
12ヶ月
もうこのカミングセンチュリーが本当に儚い。V6の年少組っつても全員30超えてるし、岡田くんなんていつもの袖なし衣装*3を着て立派な二の腕まで披露してるにもかかわらず本当に儚い。「もう二度と君が 世界から消えたりしないように…」ってあんたらが一番消えちまいそうだよ…
この曲で注目してもらいたいのは、ズバリ健くんの表情です。健くんはその曲の世界観をすごく大切にしている人なので、悲しい歌や切ない歌では絶対に笑わないんです。もちろん手を振ったり、ファンサも一切なし。
あと、これは個人的にめちゃくちゃ好きなんですけど、「たったひとつだけ 二人を見ていた光」(=太陽)という歌詞のところで、健くん(=V6の太陽)がセンターステージに立って太陽が出現する、という演出も必見です。
days - tears oh the world -
続いてはトニセンです。カミセンが消えてしまいそうな儚さと少年性を内包しているとするならば、トニセンは打って変わって、大人の男がうっとり聴かせる至極のバラードって感じです。この人たちはもう単純に歌が上手い。コンサートじゃなくてディナーショーかなんかに来てたっけ?って気分になる。
官尾
剛くんのソロ。これから見るよって人はマジで覚悟した方が良い。これは本当に全年齢対象か…?ってなるくらい森田剛の色気が半端ない。この人はほんと自分の魅せ方ってのをよく分かっていらっしゃる。私はあまりの色気にお腹が痛くなったことがあります。実話です。
「眠って、眠って…」って歌詞に合わせて電球を一つずつ消していく演出がすごく好き。
桜色桜風
長野くんのソロ。……あれ、長野くんって桜の妖精だったっけ?ってなる。ひらひらと桜が舞う中で歌う長野くんは儚くて本当に桜の妖精みたい。こんなにも桜色のお召し物が似合う男性、長野博しか知らねえわ…
なんて言ってたら客席に向かって手を振りながら歌う長野くんはさながら王子様のようで感情が追いつかないよね…長野くんはディズニープリンセスの王子様、絶対に。桜の木のような力強さと儚さが長野くんに本当にぴったり。
Happy Happy Birthday!
坂本くんのソロです。人間、想像以上に歌が上手い人に出会うと一周回って笑えてくるよね。ほんと歌上手いなこの人。いや、知ってたけど。知ってるけど。毎回新鮮に驚いてしまう。本当に歌が上手い。
それからさっきも言ったけど、ビジュがズルい。つやつやの小麦肌に薄っすらお鬚が生えてて、あとね、股下が25メートルある。もうそれだけで恋じゃん?なのにこの曲よ?夢小説じゃん?ラブセンじゃん?ご飯できてるよ~?*4
あとこの曲のすごいところは、バックにメンバーがつくんですね。これ他グループのファンの方に言うと割と驚かれることが多いんですけど、V6のコンサートにはジュニアはつきません。なのでソロ曲のバックダンサーってなるとメンバーになるんですね。V6のバックにV6。豪華。この坂本くんソロは岡田くん以外のメンバーがバックにつくんですけど、なにがアレって剛健がシンメなんです。もう一度言います。剛健がシンメです。最初は坂本くんと剛健で登場して、途中から夕ドロのお二人が合流するんですけど、そこからずっとわちゃわちゃしてて可愛いのなんの。ふざけてみたり、立ち位置間違えたり、もうず~っと楽しそう。楽曲の効果も相まってものすごい多幸感。
New Day~WALK
久しぶりに出てきた岡田准一のサルエルパンツの似合わなさが異常。可愛い。
このセクションは全体的にわちゃわちゃしててとにかく可愛いの~~~~~~!!!!
特にWALKは見所満載。2番のAメロから坂本岡田、長野三宅、井ノ原森田の順で歌いつなげるんだけど、各ペアとも個性出まくりで本当に面白い。その中でも坂本岡田の最年長・最年少コンビは、ずっと見つめ合いながら歌ってて、途中坂本くんが岡田くんの首の後ろをぐっとつかんだかと思ったら、暗転する瞬間に坂本くんが岡田くんを自分の方に引き寄せるんですね…この人絶対チューしようとしてた。この時の坂本くんの表情があまりにもオスすぎて、岡田くんが女の子に見える錯覚が起きた。私の中のナニカが目覚めそうになったよね、危ない危ない。
only dreaming~Medicine
ここのセクションの衣装が本当に好き!!!!ブルー地にレオパード柄のきらきらしたスーツの背中にV字のフリンジが付いてて、くるっとターンとかするたびにフリンジが天使の羽みたいに見えるの…えもい……
オンドリ、ミッションとフォーメーションが複雑なダンス曲に続いて、Medicine。俺のMedicineです。
もうね~~~~~、上手く言えないんだけど心臓がぎゅ~~~~~ってなるの。めっちゃアイドル。特に三宅健さんが天才すぎて言葉も出ない。百点満点のアイドルすぎて百万円あげたい。是非ご自分の目でご確認ください。でも個人的に心臓がぎゅってなる第一位は森田剛さんのパートです。この人は本当に言葉を操る人だなあ…
あと個人的に岡田くんが歌ってるときの手の動きが何かよく分からなくて好きです。なんか可愛い。その後のダッシュも密かな注目ポイントです。
ヨロコビノウタ
きました!自担!岡田のソロです!もうね~~~~~~~~好きだよね~~~~~~~~~~~!それしか言えねえ~~~~~~~~~!
踊るわけでもなく、派手な演出があるわけでもなく、シンプルな衣装を着て、ただステージの真ん中に立ってライトを浴びながら歌う姿に、岡田くんがアイドルやってる……ってなって毎回泣いちゃう私です(急にくそ重い)
あとこの曲の岡田くん、なんか知らんがめちゃくちゃあざとい。
客席を優しい目で見渡したり、小首を傾げながら手を振ったり、とにかく仕草がいちいちあざとい。
何かにつけてアイドルであることの劣等感を語ってますけど、アナタ今めちゃくちゃアイドルしてますよ?って言いたくなる。好き。
なんだろうなあ、アイドルである岡田くんには色んな顔があって、V6の岡田くん、カミセンの岡田くん、それぞれ全部違う顔を見せてくれてると思うんだけど、この曲も含めて、ソロパートの岡田くんもまた、他とは全然違う顔をするんだよね。
変に力が入ってなくて、リラックスしてて、そんな時が一番、アイドル然としてる。
きっといい意味で周りを意識しないからこそ、岡田くんが本来持ってるアイドルパワーを最大限発揮することができるのかなあと思います。
岡田くんはめちゃくちゃアイドルだよ!!!って大声で伝えたいけど、きっとそのことに岡田くん自身が気付いてしまったら、また全然違う形になっちゃうだろうから、今まで通りこっそり見守っていようと思います。オタク個人の声は大きくない方がいい。…結局何の話?私は岡田くんが好きって話です。(多分違う)
遠いところまで
井ノ原くんのソロ。井ノ原くんっぽいけど、井ノ原くんっぽくない。…と思ってたら御徒町凪さん作詞、作曲は俺たちの森山直太朗氏なんですよね…!納得。
井ノ原くんって人は本当に優しい。歌声もギターも考え方も本当に優しい。全方向にマイク置いて歌いながら正面を変えてくれる、人とは被らない優しさが、すごく井ノ原くんらしいなって思います。演出も含め大好きな曲です。
“悲しいほどにア・イ・ド・ル”~ガラスの靴~
三宅健の三宅健による三宅健のための曲。最近の私はジャニーズの曲はジャニーズに受け継がれるもんだと受け入れる習性にあるけど、この曲に関しては話は別だ。私は三宅担ではないけれど、この曲を健くん以外の誰かが歌うなんて考えられない。し、許さない(超過激派)
いつもきゃらきゃら天真爛漫に見える健くんが、アイドルであることをメタっぽく表現したこの曲を歌って踊っているってだけでも結構クるものがあるのに、「本当は普通の少年で男の子」なんて言われてしまうと自分の感情が追いつかなくなる。健くんは正真正銘、プロのアイドルだけれど、どうか私たちの知らないところで「普通の幸せ」を沢山感じていてほしいなって思います。
なんか本来の趣旨からだいぶズレたけど、なんていうか、その、あれだ、とりあえず見てくれ。
You Know?~明日の傘
You Know?はね~~~~~~~岡田くんが世界一カッコいいんですよ~~~~~~~~!岡田くんの動きに合わせて銀テが発射されるんですよね、それがめちゃくちゃカッコいい。正直このタイミングで銀テ?ってならなくもないんだけど(一回目の銀テはセクバニで発射されます)(超序盤)、カッコいいから何でもいい。
そんでまァこっからがね、こっからの流れがマジで天才。
V6珠玉のラブソングといえばAir、この曲はイントロ・アウトロなしユニゾンもなしの最初っから最後までメンバーの歌声が堪能できる人気の楽曲なんですけど、このセクバニコンではセンターステージの周りに紗幕を垂らして、まるで6人だけの世界を見ているような感覚になる演出がめちゃくちゃ良い。あんなうっすい布一枚の隔たりがあるだけで「手が届きそうで届かない」感が増す。
そしてお待たせしました、みんな大好きスパノバです!!!!!!!正直ここまでの内容全部忘れても構わないからスパノバだけは覚えて帰って!!!!!!!!頼む。
PVもYouTubeに上がってるんでリンク張っておきます。岡田くんのこだわりが詰まったPVです~
当時はまだ未音源楽曲だったスパノバなんですけど、まァ~~~~~~~これがまたどエロい。情緒もクソもなくて申し訳ないけど大人の色気がダダ洩れすぎて見てるのが辛い。見るけど。スパノバはこのセクバニコン、OMGコン、フォエバコンと3つのコンサートで披露されてますが、やはりダントツで人気なのがこのセクバニVer.でしょう。ポールを使ったパフォーマンスと香水を付ける振りがね…ほんと堪らんのですよ……真面目な話を少ししますと、こういうスパノバみたいな楽曲ってV6が全員30歳を超えて大人になったからできた楽曲だと思うんですよね。大人の色気が出せるようになってきたからというか。こうやって大人になることで楽曲の幅が広がっていく様を見ると、大人アイドルってめちゃくちゃ夢があるな~って思います。こういう年齢的な格好良さは近年のV6の強みだな〜、と。
そしてGUILTYと逢いたくてですね、逢いたくてはGUILTYのアンサーソングです。この二曲を対で披露するあたりこのセトリ組んだ人分かってるよな~、どうすればオタクが喜ぶか見透かされてて怖い。ありがとうございます。
本編ラストを飾るのが明日の傘。そうです、V6のオタクが口を揃えて結婚式で流したいと言うあの明日の傘です。あまりに結婚式に合う曲すぎて、「アレ?私V6と結婚してた?」って勘違いしそうになる。私は密かにこの現象をセクバニ婚と呼んでます。みんな、一緒にV6と挙式上げよう。
アンコール
なんていうかね、V6のアンコールは福利厚生が手厚すぎる。
もうそろそろコンサートも終わっちゃうな~寂しいな~ってタイミングで「明日からも頑張ろうね~!」とか言ってくれる。コンサートのその場だけじゃない。明日のケアまでしてくれるV6、オタクに優しすぎる。
あと個人的には、メンバー同士の絡みも必見です。V6の人たちはすれ違う時にケツをタッチをするのがマナーなの?ってぐらいメンバーのケツを狙っています。特にみんな大好き長野くんはケツも狙われています。
【期間限定】V6 / live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!
以上!
最後の方分かりやすく雑になってるけど愛はあります!!!!!深夜テンションってやつです!!!!
ごちゃごちゃ喋ったけどとりあえず見て!って感じです。
円盤買うなら断然Blu-rayがおススメです!やっぱり高画質で見てもらいたいし、マルチアングルもあるし、初回盤は馬鹿みたいに価格高騰しているので!!!
お好みの殿方を是非見つけて下され♡
ここまで読んでくれた暇人の皆さまへ、心から御礼申し上げます。
V6のオタクは共に布教活動に励もうな!!!!!
色んなジャニオタさんのおすすめDVDが知りたいな〜!
本当はV6でいっちばん好きなDVDは別にあるのですが、それはまた別の機会に。
あ~~~~~~~~V6を好きになれて私、すっごく幸せだ!